熊本城は関が原で名を上げた加藤清正が築いた名城です。
創建当時は天守以外に30以上の櫓(やぐら)が並んだ壮大なお城であったとか。
今でも3重6階建ての本丸と5棟の櫓が残り、それらをつなぐ長く高い石壁で十分に壮大さが偲ばれるのです。(掛川城はその櫓一つにも及ばないのでちょっとがっかりしたのですが。)
天守の前に立つ銀杏(ぎんなん、写真左)は西南の役に消失した銀杏と同じ場所に植えられています。銀杏城の別名になったこの木は清正が「この木が天守と同じ高さになったとき城で兵乱がおきる」と予言し、実際に200年後の西南の役に焼けてしまったとのことでした。
そして、2年前に復元された豪華な御殿、その内部はまさに戦国のお城を彷彿とさせる障壁画で飾られていました。
戦国から江戸の時代が目の前にあるかのようにに感ずるひと時でした。