

「竹の枝で日がな、heat,heat,heat(ひーと、ひーと、ひーと)と啼くシケーダ(セミ)」
アメリカ、ケンタッキーの友人ダンから、この夏、蝉が大いに啼いた様子を絵と俳句で送ってくれた。
木々に囲まれた彼のスタジオの前庭に植えた竹の枝に、この夏、確か13年ゼミが啼いたと聞いたが-----。
ヒート、ヒートと啼くセミの声、暑さが伝わってきます。
少しは知られているがアメリカでは13年と17年ゼミが周期的に生まれてくる。子孫を残すために、この周期で大量に生み出すそうだ。そんな訳で日本では毎年啼く蝉の声も、海の向こうアメリカではでは珍しく、むしろ懐かしむ声なのだ。
友人、ダンも一緒に聞いた過ぎし夏の日のひと時を思い出しながら送ってくれたのだろう。