静岡・掛川市の手作り系ボックス(レンタルボックス)・雑貨・カフェ、SAM’S CAFEの店長日記
[ 2008年08月06日 14:26
こんな記事を見て「バカな親」がいるもんだと思いますよね。
実は私たち同じことをしでかした「バカな親」だったのです。
私たちも5人の子供がおり、発生した状況はこの家族と似ているのではないかと思うんです。
アメリカに住み始めてまもなくのことでした。週末の学校があるレキシントンという中都市のサブウェイというサンドウィッチ屋さんに家族7人で入りました。それぞれ注文したサンドウィッチを食べ終わり、店を出がけに何人かがトイレへ行ったのです。
私たちは車で待っていて、子供たちみんなが戻ってきて「さあ、買い物行くぞ」と出発し、ショッピングモールへ行ったのです。
ショッピングモールの駐車場で停止した時、「あれ、空君いないぞ」誰かが叫びました。
一番後ろの席にいるはずの3歳の末息子がいません。「サブウェイに置いてきた」
一人トイレに残してきたようなのです。
あせりました。日本語もろくにしゃべれない3歳の子を初めてのアメリカのお店に置き去りにしたのですから。
車で10分くらいの距離だったのですが本当に長くかかった気がします。
お店では店員が息子の手を引いて待っていてくれました。
息子は泣きもしなかったようです。
ほっと一安心、胸をなでおろしましたよね。
店員も何事もなかったかのように「大丈夫だったよ」と息子を手渡してくれました。
いつも誰かが面倒見てくれるのが常識になっていて、安心していたのです。
それからは当然ながら同じことはおきなかったのですが、みんな家族が集まるとこの話が出ます。
みんなの心にバカな親のことが教訓になっているのでしょうね。
ちなみにこの子は今、大学4年生、都市工学を学んでいます。もう少しで、巣立っていきます。